出版社/みすず書房 二見史郎編訳 国府寺司訳
ゴッホは弟テオや妹ウィル、友人ベルナールに自分の気持ちや絵画の技法など、手紙として送っている。ゴッホの死後、弟テオの妻ヨハンナによって書簡集として編纂され公開された。現在オランダ・ゴッホ美術館のウェブサイトで原文(フランス語)を見ることができる。これはゴッホの書簡集を日本語に訳したもの。ゴッホ研究の第一人者であられる国府田司氏が訳された。ゴッホの当時の考え方や気持ちが赤裸々に記されている貴重な文献である。
アート・ビギナーズ・コレクション 国府寺司
先述の国府田司氏がゴッホを知らない方でも簡単に知ることができるようにまとめた「もっと知りたい」シリーズ。図柄や絵画が多く載っているのでゴッホ初心者の方もおすすめ。ゴッホの生涯をわかりやすくまとめながらも詳しく記載されています。ちなみに「もっと知りたい」シリーズはゴッホ以外にもモネやルノワール・ピカソなど西洋画家や、東山魁夷などの日本画家まで色々種類があります。
タッシェン社
残念ながら日本からは撤退した出版社タッシェン社によるファン・ゴッホの全油彩画の紹介本。全油彩画と銘打っているだけあってかなりの厚さで二冊あります。数百点のゴッホの油彩画の紹介と解説が載っています。読み応えが十分にあるすばらしい本ですが、現在は買えないのが本当に残念です。
ゴッホ.jp管理人 Yoshiki.T
ゴッホの筆致に魅力され独学で研究。大阪でデザイン事務所を経営する傍ら、ゴッホが関連する企画展は日本中必ず観に行く。国内のゴッホ研究の第一人者大阪大学教授圀府寺 司教授を尊敬している。おすすめはひろしま美術館の「ドービニーの庭」